組織に所属するということ。

最近、フリーで活動する先生が増えている。

それ自体に良し悪しを言うことはないが、これからダンスのプロを考えている人には、一度はちゃんとした組織(スタジオ)に勤務することをすすめる。

ダンス教師という仕事は、極論してしまえば踊りが上手ければ誰でもできる。現にアマチュアでもアテンダントの延長で教師業をしている者はたくさんいる。アテンダントをするにしても場所をレンタルするにしても、上司という存在がいないので気楽に働くことができる。


しかし、注意してくれる人がいないまま歳を重ねることは危険である。


人は必ず何かしらの失敗をする。最初から組織で完璧に立ち回れる人などおらず、必ず先人たちの行動を参考にしなくてはならない。組織というものは個人よりも力がある。その中でいろいろな失敗や成功を繰り返し成長していく。

大きい組織はシガラミもあるが力がある。先輩や後輩の成功例と失敗例も肌で感じながら学ぶことができる。


こんな時代だからこそ、あえてしっかりとした組織に所属するという選択肢もあるのではないだろうか。



香椎健人のダンスコラム

東京新宿区神楽坂で社交ダンスの先生をしている香椎健人(かしい けんと)と申します。 こちらでは社交ダンスの先生として、現役競技ダンスの選手として気付いた点についてコラムを書いていきたいと思います。 香椎健人・中村真理子 オフィシャルページ https://mk-ballroomdance.com/

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