競技ルーティンに裏カウントは存在しない?

とあるコーチャーから

「競技ルーティン(スタンダード)で裏カウントは存在しない!」

と言われて驚いたことがある。

ワルツの8(4)小節目でPPからロングLODにナチュラルウィーブで駆け抜けていくルーティンや、クイックステップの3カウント目でプロムナードランにスローフォックストロットの3カウント目でフェザーステップに入ったり…。

たしかに競技会では、審査員はずっとその人のルーティンを見ているわけではないから小節がずれていようが気にはならないのかもしれない。

ただし、ソロ競技やそろでデモンストレーションを踊る時にズレているととても違和感がある。

なにより踊っていて気持ちが悪い。

私は曲に合うように振り付けを作るべきだと思う。



それともう一つ。

「振り付けは関係ない、踊り方だから!」

これもよく聞く。

たしかにシンプルに細かい技術を磨いていくことはとても重要なことだとは思う。

しかしその人を効果的に魅せるルーティンは確かに存在する!

質のみが問われるのならば、極論するとベーシックルーティンで試合に出たほうが良いはず。



せっかく規定フィガーではなくバリエーションなのだから、思いっきり拘ったルーティンにしたほうが良い。



香椎健人のダンスコラム

東京新宿区神楽坂で社交ダンスの先生をしている香椎健人(かしい けんと)と申します。 こちらでは社交ダンスの先生として、現役競技ダンスの選手として気付いた点についてコラムを書いていきたいと思います。 香椎健人・中村真理子 オフィシャルページ https://mk-ballroomdance.com/

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